読んで大人も楽しめた おすすめの絵本
息子たちへ
トウちゃんがそうだったように、君たちも絵本が好きなんだね
君たちの絵本から、トウちゃんも読んで楽しめた絵本を選んでみた
贈ってもらったのや、トウちゃんやカアちゃんが気に入って買ったのや
色々あって、数えてみると134冊になってた
全部の絵本がいいものなんだけど、
- 大人も楽しめる
- トウちゃんは読んだことがなかった
という基準で選んでみた
魚がすいすい
著者:tupera tupera
この本は、ジャバラ式になっていて、広げると長さ170cmほどの帯状になる
その形と、貼り絵風の絵がすごくきれいなのがいいんだけど、これを広げて、
洗濯バサミを魚に見立てて泳がせた、その君の発想に感心してしまった
山ねこせんちょう
文:柴野 民三 絵:茂田井 武
くいしんぼのボンシイク、電車に居合せた男を飲み込むわ、船を水夫ごと
飲み込むわの傍若無人山ネコ
「ずいぶん こんでいる。いっぴき くらい
たべたって、わからないだろう」
ボンシイクは、そばに いた おとこを
ゴクリと ひとのみにして、しらんかお
していた。
絵といい、物語といい身も蓋も無いようで、なんだかほっこりする
君は理解できていたのかいなかったのか分かんないけど、とにかく
食い入るように見てたっけ
おとなしい きょうりゅうと うるさい ちょう
文:ミヒャエル・エンデ 絵:マンフレット・シュリューター
音楽:ヴィルフリート・ヒラー
この本は、ドイツ語で言葉遊びを主題にしたものだそうだ
でも、日本語でも十分面白い
残念なのは、トウちゃんが楽譜を読めないこと
楽譜が読めれば、もっとたのしめたんじゃないかな
誰かが勝手につけた呼び名
それだけで、ホントの自分を見てもらうことができない恐竜と蝶の
物語で、絵本だからハッピーエンドで終わるんだけど、世の中には
同じような事がとても多い
人種差別はもっとも分かりやすい例だけど、勤めている会社や
住んでいる場所、そんなことで判断されてしまう事もある
どうすれば、ホントの自分を見てもらえるんだろう
トウちゃんも答えを持ち合わせていない
もしかしたら、「ホントの自分を見てもらう」事をやめても
いいのかもしれない
恐竜や蝶のように、病気になったり、世を捨てることはない
呼び名なんて、他人が勝手につけたもので、その責任を君が
負うことはない
- 作者: ミヒァエルエンデ,ヴィルフリートヒラー,マンフレットシュリューター,虎頭恵美子
- 出版社/メーカー: ほるぷ出版
- 発売日: 1987/07
- メディア: 大型本
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キャベツくん
文・絵:長 新太
ブタヤマさんの「〇〇がキャベツくんを食べたらどうなる?」と
次々にキャベツくんに質問する姿が、君の「なんで?なんで?」と
ダブってみえた
キャベツくんみたいに、君の質問に分かりやすいビジュアルで
答えられたらいいんだけど
ブタヤマさんとキャベツくんは、他の本にも登場しているみたいなので
また、そっちも読んでみようと思う
「ブキャ!」は、ウチでの流行語候補にも挙がったね
パパ、お月さまとって!
作:エリック・カール
はらぺこあおむしの作者が、「月をとって」とせがむ娘さんのために
描いた本だそうだ
トウちゃんは知らなかったけど、かなり有名な本らしい
この人の本は、色使いがすごいし、何よりも動きがあるのが
素晴らしい
月って、やっぱりかなり高いところにあるんだなぁ
うんちしたのはだれよ!
文:ヴェルナー・ホルツヴァルト 絵:ヴォルフ・エールブルッフ
動物によって、どんなウンコの違いがあるか を教えてくれる本
なので、絵も文も具体的ドイツ的正確さでいいんだろうけど、
トウちゃんには、ちょっと正確すぎた
君が色んなことに興味を持つのは、すごくいいことだ
だけど、この絵本のような自由研究を君がするというなら
トウちゃん、手伝ってあげられないかも・・・ごめん
- 作者: ヴェルナーホルツヴァルト,ヴォルフエールブルッフ,Werner Holzwarth,Wolf Erlbruch,関口裕昭
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1993/11
- メディア: 大型本
- 購入: 1人 クリック: 17回
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わにわにのおふろ
文:小風 さち 絵:山口 マオ
わにわにの絵と、擬音語にやられてしまった
きゅるり きゅるり きゅるり
わにわには じゃぐちを ひねります
それに、わにわにくんがお風呂でしてることって、君たちと
そっくりだ
おもちゃで遊んで、あぶくを飛ばして、作詞作曲 君 の新曲
リリース
似てないのは、君たちは じーっと あたたまらないこと
ここは、わにわにを見習うようにね
おおきくなったら
作:ふくだ としお・ふくだ あきこ
もしかしたら、君たちはトウちゃんと同じで、アリかもしれない
他のみんなは、
オタマジャクシがカエルになるように、
ケムシがチョウチョになるように、
タネがきれいなハナになるように変わっていくのに、
君は見た目は変わることなく、あせるかもしれないし、
悩んだりもするかもしれない
でも、おおきくるにつれて、変わらなければいけないのは、
見た目じゃないのかもしれない
このアリは大きくなったら何になりたいんだろう
君たちは、大きくなっても見た目が変わらない君たちは、
大きくなったら何になりたい?
たいせつなこと
作:マーガレット・ワイズ・ブラウン 絵:レナード・ワイスガード
トウちゃんが知らなかっただけで、結構有名な絵本だそうだ
色々なもの、一つ一つにとって、一番「たいせつなこと」は何かが
詩のような文章で書かれている
でも そらに とって
たいせつなのは
いつも そこに ある
と いうこと
文章も、もちろん素晴らしいんだけど、見開きでの絵と文字の
レイアウトがいい
良質のプレゼン資料のようだ
でも、この絵本にとって大切なのは何だろう?
君たちにとって、ホントに大切なのは何だろう?
まとめ
どうだったかな
まだまだトウちゃんも楽しめた絵本はたくさんある
これからもいい絵本をみつけたら、一緒に読もう
トウちゃん、今も本好きでいるのは、小さいころ絵本をたくさん読んだ
からだと思う
君たちも、おおきくなって子供が生まれたら、絵本を読んであげてほしい